介護福祉士等修学資金を利用しよう!


 介護のための専門的な知識・技術を手に入れたい、介護福祉士になりたいと考える若者が多くなるのは良いことです。でも中には、金銭的な理由でその道を諦めざるを得ないという方だっているのです。介護職の中でも唯一の国家資格である介護福祉士、それを勉強するための修学資金というのがあるので利用してみてはいかがでしょうか。
 無利子で条件によっては返還免除ともなるので、必要以上の借金を負う必要も無く返さなくともよくなるかもしれないのです。




そもそも修学資金って何?

 修学資金貸与制度と言います。自治医科大学医学部修学資金貸与規定に基づき貸与されます。いくらでも貸してくれるわけでは無く、学生納付金相当の金額・更に入学準備金がもらえるのです。入学準備金などの一時金はそれなりの額となるため、かき集めるのは大変です。それが無利子で貸してもらえるのですからありがたいことです。

 もちろん借りているだけですから返す必要があります。大学卒業後に貸与金に所定の利率を乗じた額を加えて一括返還なので就職準備金が必要となる時期に大変かもしれませんが、ほとんどの人は返還免除となっているのが現状です。それは、貸与を受けた方のほとんどがある条件をクリアしているからであり、就職準備金が必要な時期にはどうすれば良いのかと悩む必要はありません。


介護福祉士等修学資金って何?

 介護福祉士というのは国家資格です。こちらを取得することで介護のプロとして認められることになります。そのためには福祉系の高校を卒業したり介護福祉士養成施設を卒業する必要があります。介護施設で介護業務を行ないながら実践を積んでというのもあります。

 とはいえ、高校の段階から介護福祉士を目指そうと考えている方は少なかったりもします。まずは実践と言っても未経験でこの世界に飛び込むのも大変です。そこでおすすめなのが養成施設に在学し、資格取得を目指す道ですが、介護福祉士等修学資金が活かされ入学準備金を用意することなくその世界に飛び込むことができるのです。とにかく入学者は全員無利子で貸し付けられると思っておいてください。


卒業後5年間東京都内で介護業務に従事すれば全額返済免除?

 入学準備金が支払えないような方なら就職準備金だって難しいでしょう。それなのに勝手に全員貸し付けられてどうすれば良いのかと思われるかもしれませんが、大丈夫です。なぜならわざわざ養成施設に入るのだから、進路は明確です。卒業後は皆が介護福祉士となるはずです。東京都でも貸付制度について返還免除の条件がありますが、東京都内にて5年間介護業務に従事さえすれば全額返金免除となるのです。東京都内のどこかの介護施設で働きたいという方は、ぜひ都内の養成施設に入ってください。
 あとは卒業後5年間頑張るだけです。国家資格である介護福祉士となるために、国を挙げてあなたを応援してくれているのです。取り合えずタダで資格だけ取ろうというのは難しいということです。


生活保護受給世帯なら更に利用しない手は無い?

 入学者であれば誰にでも受けることができる修学資金貸与制度、もちろん生活保護受給世帯にも有効です。生活保護受給世帯といえば、最低限度のお金しかもらうことができていないのですから入学準備金などももちろん準備できません。それでは将来は見えてきません。人の為になる仕事に付きたいと考える生活保護受給世帯に対しても門徒は開かれています。
 高齢化の今、資格を取ればあらゆるところで就職が期待できます。自分でそれなりの稼ぎが出てくれば、もう生活保護を受ける必要はなくなるのです。そういった方々の自立を促す意味でもこの制度は大いに役立っているのです。不足している業界の人員を増やすことができ、出て行くお金を抑えることが出来るのですから一石二鳥です