デイサービスセンターでの介護のお仕事

 介護の仕事の特徴とデイサービスセンターの1日の流れ、実査に施設で働くのに必要な資格取得の方法について。求人は非常に多く、やりがいのある仕事です。


デイサービスセンターでの介護のお仕事
介護の仕事の特長を説明します
デイサービスセンターの1日
どのような資格が必要か
求人の実際と転職活動


★介護の仕事の特長を説明します

 介護サービスを行う職場はたくさんあるのですが、中でも求人が多いのは次の4つです。1.特別養護老人ホーム2.老人保健施設3.デイサービスセンター4.訪問介護ステーション初めての方におすすめなのはデイサービスセンターです。特別養護老人ホームや老人保健施設は、滞在型の施設なので、当然夜間勤務があるのが特長です。夜間勤務は少人数で行うため、経験の少ない人にとっては大変です。一方、デイサービスセンターは一般的な勤務時間が午前8時から午後5時までと、日中の勤務になります。また、施設にもよりますが土日が休みという場合が多く、お盆や正月も勤務しなければならないということは少ないです。残業も少なく、帰宅が午後7時を超える、などということもほとんどありません。ですから、子どもがいる方、残業が多いのがイヤだという方、お盆休みやお正月休みを取りたいという方にはおすすめの転職先です。


★デイサービスセンターの1日

 デイサービスセンター(以下デイと略します)は居宅者用の支援施設です。つまり、在宅お世話を受けている方が通うための施設です。分かりやすく説明しますと、スタイルとしては保育園に近いです。保育園は児童福祉施設、デイは高齢者福祉施設になります。朝、お迎えの車でご自宅へ行き、利用者様をお預かりします。施設でのスケジュールはいろいろなのですが、ここでは最も一般的な流れを説明します。午前中は入浴、昼食を召し上がっていただいき午後は、休憩、レクリエーションとなります。そして最後は送迎用の車でご自宅へお送りします。ですから、主なお仕事は「入浴」と「食事」と「レクリエーション」となります。もちろん、排泄のサポートも行いますが、デイを利用される方は寝たきりの方はほとんどいらっしゃらないので、ほとんどの方はご自分でお手洗いに行かれます。おむつ交換のサポートが必要な方は、それほど多くはありません。


★どのような資格が必要か

 実際に現場で働くのにはどのような資格が必要なのでしょうか。最も多いのが、「介護職員初任者研修」という都道府県知事認可資格です。これは、昔の「ホームヘルパー」にあたる資格で、保有している人も多いです。130時間の講習を受け、試験に合格すると資格を取得することができます。職業訓練の補助金が出ることもあるので、資格を取ろうと考えている方は、自治体のホームページや情報誌で調べてみてください。講習の内容は認知症や高齢者の特徴、基本的な技術などを幅広く学習します。そして、もう一つの主な資格が「介護福祉士」です。こちらは、国家資格となっており、およそ1800時間の講習を受けることが必要となります。また、看護師などと同様に国家試験に合格しなくてはなりません。ですから、福祉科を設置している高等学校や、福祉系専門学校、大学の社会福祉学部などへ進学する必要があります。もちろん、働きながら国家試験に挑戦するという道もありますので、経済的に進学が難しい方でも大丈夫です。


★求人の実際と転職活動

 介護の求人は日本全国津々浦々どこでもありますので、好きな地域で働くことが可能です。前述の資格があれば、それこそ1日で働き先が決まるくらい需要が高いです。ですから、仕事先が見つからなくて困る、などということは絶対にありません。就職先が大変多いので、じっくりと選ぶことができます。実際に働いている人に話を聞いたり、2、3日ボランティアで入るということも可能です。どの施設も人手が足りていないので、働きたいと言えば、それはもう大変喜ばれます。いじめて追い出そうなどと考える人はまずいません。長く働いてもらいたいので、分からないことも親切に教えてもらえます。体を動かさなければならない仕事なので、1人でも辞められるとものすごく負担が大きく、いいペースで働くことができなくなるからです。万一、自分に合わない職場だったとしても、すぐに次の職場が見つかるので延々と理不尽な我慢を強いられることもありません。給料が安い、などいろいろ言われていますが、生活が破たんするほど低いわけではありません。何よりやりがいのある職場です。デイサービスセンターへの転職を考えてる方、ぜひ一度見学に行ってみてください。