介護職のキャリアアップや福利厚生、待遇面に関して

介護の仕事は、給与や待遇が、それほど良くないと言われていましたが、近年は改善されています。働き方としては派遣やパート、正社員まで幅広くあります。また、働く施設などによっても違ってきますので、条件を良く理解することが大切です。


介護へ転職するときに気をつけること
介護の待遇や給与はどのようなものか
福利厚生はどのような形か
転職でより良い収入を得るために
働く施設にはどのようなものがあるか


★介護の待遇や給与はどのようなものか

 介護は、高齢化が進む中、必要とされている仕事です。昔と比べてお年寄りが増えたということだけでなく、長生きするようになったこと、健康寿命が伸びてきたことなどからこの介護の仕事が必要とされています。この仕事自体、待遇や給与があまり良くないといったようなイメージがあるといいますが、段々と改善されているという現実があります。働き方にもパートであったり派遣であったり、もちろん正社員でもありますので転職するにはかなり有利な仕事です。また、経験がなくても転職することが可能です。場所を選ばなければその需要はかなり多く、仕事がないということはほとんどありません。このような経緯から最近では新卒で働く人も多くなっていると言えます。新卒の場合ですと正社員で働くことが多いですが、一旦やめてから派遣やパートをするという人もいます。


★福利厚生はどのような形か

 この仕事で働くにあたって気になると考えられるのが待遇と福利厚生です。給与は新卒の正社員で15万ほどであることが多いです。夜勤があることが多く、基本的にはシフト勤務です。有給やシフトの希望をだすことはそれほど難しくないと言われますが、自分の担当の患者さんを持つと、ある程度はその人に合わせる必要もでてきます。福利厚生としては、大きい会社であれば財形貯蓄制度があったり、保養所があったりすることもありますが、個人でこの仕事をしている人であればそういったものはありません。また、派遣で働いている人であれば基本的には派遣会社の福利厚生に従うことになりますが、それほど他の業種と比べて劣るということはありません。給与が少ないと言われることも多いですが、働いている時間自体はそれほど長いわけではありませんので見合っていると言われることもあります。


★転職でより良い収入を得るために

 介護で仕事をしている人であれば、特に同業種に転職することは難しくありません。パートから正社員になれるというような会社もあります。学生時代に介護の学部を卒業していれば、資格も同時に取らされることも多く、一旦違う仕事をしてからでも新しく条件のいい職場で働くことも可能なのです。資格も必ずしも持っていなければならないというわけではありませんが、あった方が有利であることは間違いありません。ヘルパーと呼ばれる仕事以外に、介護福祉士というような専門性のより高い仕事もあります。もちろん専門性の高い仕事であればあるほど給与も高くなるのです。そのため、働いてからそのような専門性の高い資格を取る人も多くいます。実践を積んで、知識を広げたいと思う人も多いので、少しでもいい条件で働きたい人であればこのような自己研鑽も必要なのです。


★働く施設にはどのようなものがあるか

 この仕事をできる場所はたくさんあります。まずは自宅を訪問するヘルパーと呼ばれる仕事です。利用者の自宅にお伺いし、日常生活をより良くするためのお手伝いをするという役割を果たします。次に、施設で働くことです。この施設というものも、様々であり、特別養護老人ホームと呼ばれるような、高級な施設やマンションのような一室に利用者が住んで、サービスを行うようなものもあります。その施設によっても利用者の層が違っていたり、雰囲気や働き方が変わってきますので、働く前に転職をしてしまう前に様々な条件を確認しておくことは重要です。また、利用者が住んでいるところでサポートする仕事になると、パートなどでデイタイムのみ働くということは難しいかもしれません。正社員として働くことになるということも覚悟しておく必要があります、自分の働き方にあった場所を選ぶのが大切です。