どういった人がヘルパーに向いているか?


 ホームヘルパーは、向いている人にとってとえもやりがい感じられる仕事です。
 ですが高齢者の自宅を訪れておこなう介護であるため、守秘義務の遵守が必須です。信頼関係あってこその仕事なので、その点への意識が持てるかどうか、求人応募前にしっかり考えることが大切です。




ホームヘルパーの仕事とは

 ホームヘルパーは、介護福祉士や訪問介護員が直接高齢者の自宅を訪れてサポートをおこなう仕事です。
 訪問型であること以外は、基本的に普通のヘルパーとも変わりありません。そのため、介護職に興味を持っているのであれば施設で働く形でないとはいえ検討して損はないでしょう。私はむしろ、ホームヘルパーは施設に勤務する方より良いと感じています。
 高齢者の中には、他人と接することを良しとしない人、慣れない環境で寝泊りしたくない人も事実います。
 住み慣れた環境でのびのびと暮らしてもらう方が、より高齢者のためになると感じてならないのです。だからこそ、この職を選びました。主な業務内容は、食事や入浴、排泄などの身体介助から、家事面の生活援助、その他通院サポートなどです。決して楽でもありませんが、やりがいのある仕事です。


向いている人ってどんな人?

 ホームヘルパーにかかわらず、介護職は世の中にある仕事全体でみても少し特殊です。
 入浴や排泄の世話などまでおこなうため、人によっては少し抵抗も覚えてしまうかもしれません。そんな人には、まずおすすめできません。もし現場で抵抗感を出してしまえば、何よりの失礼となってしまうことでしょう。
 このような業務も伴うにもかかわらず私がこの職を選んだのは、もともと介護に興味があったことに加え、人の役に立ちたいと思ったからです。今思えば、こういった意識がある人こそ介護職に向いている人なのかもしれません。高齢者の人々が身の回りの世話を任せるのは、そうせざるを得ないからこそです。
 そんな状況を、誠意をもってサポートして、そして喜んでもらいたい、そう思える人こそが向いている人です。


守秘義務と信頼関係

 ホームヘルパーという介護職は、各家を訪問して作業します。この点については、かならず押さえておかなくてはならない注意点があります。それは、守秘義務についてです。
 自宅に上がりこんで作業する場合、見る気がなくても、さまざまな個人情報を目にしてしまうことでしょう。ですが、絶対にそうしたことを外部に漏らしてはなりません。SNSに書いたり友達に話したり、もちろん悪用などはもってのほかです。
 信頼関係あってこそ成り立つ、介護の形なのです。そのほか、上から目線の人や子供と接するような対応になる人、責任感のない人も信頼関係の構築に向かないでしょう。自分が守秘義務を重んじ、そして対等な立場で信頼関係を築けるかどうか、求人応募前にしっかり考え直してみるべきです。


訪問介護の喜びについて

 大変な仕事である訪問介護の仕事に勤め続ける上では、どのようにモチベーションを維持するかが重要になってきます。
 まだ働き始めの頃、高齢者との関係がうまくいかないこともあり、何度か投げ出しそうになりました。ですが、そんなとき自分を再度奮い立たせてくれたのは、何より訪問介護の喜びでした。大変さもあれば、大きな充実が感じられる瞬間も伴うのがこの仕事の特長です。たとえば、訪問型ならではの親密なケアが喜ばれて、心から感謝されたときです。
 うれしそうな笑顔に、なんとも癒されてなりません。また、ひとつの命を預かっているという責任感が伴うため、背筋を伸ばしておこなう仕事であるという点もやりがいです。その他、個人的な訪問介護の喜びとして、基本的に一人で業務できるという部分も魅力です。スタッフ同士のわずらわしい人間関係が苦手なので、のびのび働けて助かっているんです。こういった、喜びが感じられる部分もたびたび振り返りながら勤めることで、良好なモチベーションの維持に繋げられます。