訪問介護の仕事に就く方法や仕事内容


 高齢者の多い今の時代、訪問介護のサービスは効率的に感じられます。
 私もその将来性に魅力を感じ、勤務の上で有利となる資格取得ののち、働き始めました。登録型と常勤型、2つの働き方がある点についても、自由度が感じられてなりません。




訪問介護とは

 訪問介護とは、その名の通り訪問して介護をおこなう福祉サービスです。高齢者の介護問題は、比較的長く取りざたされています。
 そんな中、訪問の形で介護できるサービスは、入居施設が必要なく、それでいて対面でサポートできる、効率的なケアのように思えました。だからこそ、これからの時代より一層求められる職になるであろうと感じ、資格を取ろうと決めました。
 仕事の内容は、水分補給や入浴介助、食事の用意、体位の変換などです。毎日複数の利用者の家を担当しており、1件30分ほどの感覚で回っています。
 高齢者にとって、突然生活する環境が変わるというのは結構な負担です。その点、住み慣れた家に居ながら介護を受けられるこのサービスは、多くの人に喜んで利用してもらえています。感謝の言葉をいただくたび、大きな感動を味わえます。


訪問ヘルパーとして役立つ資格

 介護の仕事に就く上で、資格は重要な存在となります。職場の幅が増やせる、より好条件の給料に期待できるなど、多くのメリットが感じられます。訪問介護については、専用のものがあるというわけでもありませんが、役立てられる資格が存在します。
 主には、介護福祉士と介護職員初任者研修が挙げられます。後者は研修名のようですが、これは改称されたホームヘルパー2級のことです。
 どちらも持っていて損のない肩書きですが、後者は長きに渡る実務研修や技術講習、また養成施設での訓練などが必要になるため、私は介護職員初任者研修を利用しました。手軽な取得講座の受講による取得が目指せ、最短1.5ヶ月で修了する人もいるほどだそうです。
 私は3ヵ月ほどかかりましたが、それでも前職に勤めながら気兼ねなく取得できたので助かりました。


登録型と常勤型がある

 一口に訪問スタッフといっても、すべての人が同じ働き方をするわけでもありません。
 極論をいえば、すべての高齢者に合わせて臨機応変な仕事をおこなうわけですから、全員、全宅で異なるとも表現できます。ですが、大きく分けて2つに分類できることはぜひ覚えておくべきだと思います。
 それは、登録型と常勤型です。前者は登録制の働き方となっており、訪問スタッフを派遣する会社に登録して、指示に応じて各家庭を訪問するといった具合です。そして後者は、毎回施設に出勤してそこから介護先へと出向く形となっています。
 登録型なら、比較的自由な働き方に適しています。ですが一方常勤型にも、施設やスタッフと連携をとりながら続けられるというメリットが伴います。私は先輩に相談しながら成長したいと思ったので、常勤型を選択しました。それぞれに特長があるので、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。


ケアマネージャーとの連携が大事

 高齢者やその家族が訪問介護を利用するとき、直接施設に申し込んできてくれるかといえば、かならずしもそうとは限りません。
 仲介役のような位置づけに属する、ケアマネージャーの紹介が伴うことも多いです。ケアマネージャーは、高齢者などと福祉サービスの橋渡し役のような存在です。利用する側の要望を聞いて、最適なサービスを提案し、さらに申し込みなどもサポートする介護支援専門員という位置づけです。
 そのため、ヘルパーとして仕事を手に入れるには、ケアマネージャーとの連携が欠かせません。訪問スタッフの立場で直接ケアマネージャーと関わるかは分かりませんが、もし話す機会があるようならしっかりコミュニケーションをとっておくべきでしょう。