特別養護老人ホームでの仕事の1日の流れとは


 特別養護老人ホームの仕事は、高齢者の生活全般をサポートするような内容となっています。
 負担の大きい内容も伴いますが、そこには大きな働き甲斐も感じられます。介護職員を目指している人は、ぜひ私の体験を参考にしてみてください。




特別養護老人ホームの仕事

 特別養護老人ホームという言葉を、最近良く聞くという人も少なくないのではないでしょうか。高齢者の増加に伴い、養護施設もまた数が増えたりサービスが充実したりするなどしているためです。それに伴い、インターネットやテレビメディアでも良く注目されています。
 私もそんな特別養護老人ホーム介護職員を目指した一人ですが、施設の重要性が感じられてなりません。体が弱ったり、認知力が低下したりしている高齢者は多く、私たち職員の存在がとても必要とされているように感じられます。
 主な業務としては、食事や入浴・排泄・健康管理・リハビリサポートなどです。とにかく、高齢者の身の回り全般を任せられるといった具合でしょうか。決して楽な仕事でもありませんが、やりがいの大きい職場であると思っています。


1日の流れについて

 一口に老人ホームの介護職員といっても、内容は施設によってさまざまなようです。私が働くところでは、主に次のような流れが基本となっています。まず朝出勤ののち、9時から朝礼が開始されます。このとき、ミーティングでコミュニケーションをとったり、情報共有したりするなどします。
 10時になると、朝の排泄介助が始まります。主には、排泄のサポートや、おむつ交換をおこなうといった具合です。デリケートな業務なので、作業そのものだけでなく、高齢者の気持ちの面についても配慮が欠かせません。
 その後、11時にはベッドのリネン類交換をおこないます。結構汚れがちなので、ここでも余念はありません。
 昼になると、高齢者の食事介助が始まります。楽しみながら食べてもらえるよう、明るい気持ちを心がけています。午後は、見守りや書類作成、そして日によってレクリエーションをおこなってみなさんに楽しんでもらいます。退社は18時頃で、業務報告や夜勤への引継ぎを終えて業務完了です。


日勤・早番・夜勤

 特別養護老人ホームの特徴として、仕事は24時間常に存在するということが挙げられます。普通の人は寝静まっている時間といえ、高齢者の場合夜も何があるか分かりません。
 特に、排泄が頻繁になりがちであるため、排泄介助の仕事は重要となってきます。そうした理由から、介護職員も24時間つきっきりで居続けなくてはなりません。とはいえ、もちろん一人で24時間対応するわけにもいかないので、前述でも少し触れている通り、日勤・早番・遅番・夜勤が連携して対応しています。
 どの時間帯で働くかが、大きなポイントに感じられます。同じ介護職員といっても、勤務の印象は大きく変わってくるためです。得意不得意も出てくると思うので、これから介護職員を目指そうと考えている人は、意識しておいた方が良いでしょう。私は早番ですが、昔は夜勤も担当していました。


食事介助・排泄介助・入浴介助の心得

 特別養護老人ホームにおける介護の仕事は、決して花形ともいえません。それこそ、いわゆる「3K」に属する仕事ともいわれているので、この点に理解がない人には向いていないと思います。3Kとは、いわゆる汚い・きつい・危険の3つが伴う仕事のことです。介護の中では、クレームを言われるようなケースも多々あります。また認知症に伴い、いわれもない文句をつけられるようなことも日常茶飯事です。そして排泄介助や入浴介助は、結構精神的に負担の大きい業務といえるでしょう。
 ですが、こうした仕事も高齢者にとってはなくてはならない存在です。感謝されることや理解者になること、そういった部分にどれだけ働き甲斐を感じられるかが、ポイントとなってくるように思えます。私個人としては、これらは大きなやりがいでしかありません。今後この世界を志す人も、ぜひこうした部分への理解を持って欲しいものです。