介護職の転職回数は何回から不利?対策は?


 年齢を重ねるごとに転職回数の割合も増えていくとされていますが、そんな方の中には辞めたことが多すぎて面接に行ってもどうせ採用されないと思っている方も多いと聞きます。
 確かに、仕事を辞めたことが複数回あるという点で人事採用側は必然的に続けられるのかどうかを疑うところです。
 しかし、受け答えの内容をポジティブで将来的なものにすることで対策を立てることも可能です。




不利になる転職回数とは大体何回目からなのか

 転職する回数が増えることによって、面接時の採用にも大きく関わってくるという話はよく耳にするのではないでしょうか。
 人を採用する人事採用側からすれば、会社ごとに人事採用の方ごとによって大きく違いはあるものの、1回から2回では採用不採用に大きく反映されにくいとしているところも多いとされています。

 とはいえ、応募先がそうであろうと、自分で仕事を辞めた数が多いということに引け目を感じてしまうものです。
 実際3、4回目のとなると採用不採用に影響が出てくる傾向があります。そもそも不利になってしまう理由は、もし採用したとしてもすぐに辞めてしまうのではないかという心配があるからです。転職をするという時点で、人事採用者の方は前職の職場環境や人間関係などいろいろ察しがついているところだと思います。

 また、何度も採用面接をしているので、そこを見極められる要素も熟知した上で面接を行っています。その点から考えると、現在、転職回数で不利な方は自分のやる気をどれだけ伝えることが出来るかどうかが勝負所になってきます。


志望動機を考える前に気をつけたいこと

 就職で不利になった分、説得力のある内容の志望動機を考えなければいけません。
 加えて、前職があるということで、離職理由では前に働いていた職場の事について触れることも予想されます。その場合に気を付けておきたいことを紹介していこうと思います。前職を辞めた理由として多く挙げられるのは職場の人間関係が悪くなってしまったという理由や、待遇が悪かったなどが挙げられます。

 こういった理由で辞めていく人はどんな職業でもよく見られることですが、これをそのまま正直に言うことで面接官によって受け取り方も様々ですが、あまりいい印象は持たれず、また繰り返すだろうと思わせる原因にもなります。
 したがって、ただ、正直に事実を言うのではなく、ポジティブな内容に言い換えることがポイントになっていくと思います。例えば、前職では残業代が出ないのにも関わらず残業させられたということを例に挙げます。この場合であれば、御社であれば残業はなく既定された時間での仕事となり、時間いっぱい全力で仕事に臨めると考えたからなどポジティブに置き換えることが対策として有効だと思います。


人事採用の立場に立って考えてみよう

 面接において、好印象を持ってもらうことが大切になってきますが、仕事を辞めてきた数で不利な方は、余計にこの点について気を遣う必要があります。
 回数が多いということに関して人事採用の方が思うことは、この人すぐに辞めてしまわないだろうかということです。自分が人事採用者の立場でも繰り返すのではと同じことを考えると思います。しかし、このすぐに辞めてしまうのではという心配を裏返してみると、長く一緒に働ける人が欲しいということになります。

 このように、面接で受け答えをする内容を考える際には自分が人事採用者の立場に立ってみて考えることによって受け答えも説得力のあるものにすることができるようになります。それを踏まえた上で自分の志望動機や応募した理由などを見直してみてください。特に応募先に感じた魅力については思ったことを細かく言うことで人事採用の方も、この人は良く調べてるなといった印象を与えることにつなげることができます。


面接時に自信を持つことが大切な理由

 どんな面接の際にも自信をもって受けるようにと言われてきたのではないでしょうか。これは面接に不利な状況でも同じことが言えます。前の仕事も介護職で、応募先も介護職という風に同業他社に応募した際には、前職を続けられなかった自分を責めてしまい、面接でも遠慮がちになってしまいます。

 それに伴って十分に自分を伝えられなかったという経験をした方もいるのではないでしょうか。実際に前職が介護職であったとしても、転職回数が多いにしても、どちらも今までの経験があるというアピールポイントになることを忘れてはいけません。また、見た目では分からないと思っていても、内心自信がないとそれは人事採用の方にも見抜かれてしまう事もあります。自分が採用者の立場であっても、自信のない人に仕事を任せることはできないと思います。したがって面接の際にはどんなに不利であろうともしっかり自信をもって受け答えすることが大切です。