介護系の管理職の仕事内容とは?


 転職する方の中でも選択する人が多い管理職ですが、介護業界の管理職にしても、仕事をする上では専門的な知識やこの職種の業務経験があったほうが良いとされています。
 また、仕事に応募する前に、長く仕事を続けるためにもよく管理職について把握して上で就職活動に臨むことが大切だと思います。




どんな人がこの管理職を希望するのか

 どんな業種にしろ、管理職という立場は存在します。一般的に管理職への転職を希望している人の目的として主に挙げられるのが、仕事のスキルアップの目的や給与を上げるためなど挙げられるでしょう。実際に、介護職で言うと現場で働いている職員と比較すると管理職の方が給料はいいです。
 その為、介護職だけでなく幅広い職種で管理職は人気の求人となっています。したがって、転職するにしても応募者が多く狭き門とも言われています。
 それに伴って、管理職の仕事内容は息つく暇もないくらいに忙しいです。例えば、主な仕事内容は各施設のスタッフの管理や施設の管理業務になっています。実際に自分が働いている時に、毎月必ず給与明細をもらうと思いますが、給与明細に記載する給与の計算も管理者の仕事となります。
 その量は会社によっては膨大な量であると言えます。またその他にも様々な仕事が挙げられますが、どれにも一貫して言えることは、仕事に対して熱意を持って臨めないと続きにくいということです。



忙しいとされている仕事内容とは

 具体的には管理職とはどのような仕事内容なのかは、経験してみないことには分からないとは思いますが、主に挙げられるものを紹介していきたいと思います。
 まずスタッフの管理についてです、1番身近で分かりやすい仕事だと、スタッフのシフト表の作成です。
 シフト表または勤務表は自分たちが働く上で欠かせないものになりますが、これを柔軟に対応して作成することも仕事になってきます。一方で、施設の管理に関する仕事には、サービスの質向上や改善を考えて、提案することが仕事内容となっています。管理者の仕事には、従業員の採用面接や従業員一人一人の勤怠管理をつけていくなどの椅子に座りっぱなしのデスクワークもありますが、運営している各施設を渡り歩いて様子や状況を確認したりという仕事もあります。
 管理者の仕事はまとめると、現場で働く従業員をまとめることや指示を促しつつ従業員をサポートする仕事となっています。


就く前に知っておきたい仕事の大変さについて

 管理職の仕事に就きたいと思っている方の中には、単純に給料が上がるからと言う理由で管理職を希望する方も多いとよく耳にします。
 しかし、こちらの業界の管理職は施設の現場で働いている方の仕事量よりも仕事量が増えます。そもそも、仕事で管理している施設の数は1つではないということを理解しておかなければなりません。
 業務内容だけ見て簡単だと思う方も一度、管理職という業務の大変さを見直した上で応募することをおすすめします。また、仕事の量だけではなく、施設を利用しているお客様や施設に入れている方からの要望についても介護サービスの質の向上において必要不可欠なこととなります。
 その要望に加えて、本部側の意見や指示もうまく調整して生きながら改善策や提案をしていくということも業務の一環です。管理職の仕事を体験したことのある方の話によると、お客様や会社の中の従業員などの意見を調整してまとめることは難しく、時間がかかるのに加えて、常に頭をフルに活用する必要があるという話を聞きました。給料が高いということで、希望する人も多い管理職ですが、それに伴い業務自体も大変なものであると知っておくことが重要だと思います。


この仕事に就くには具体的にはどうしたらいいのか

 従業員の管理から施設のサービスや質の管理に至るまで様々な業務をこなさなくてはならない管理職ですが仕事に就くにあたって、どんな資格が必要になってくるのかご存知の方は少ないのではないでしょうか。
 管理職の仕事に就くために資格が必要か必要でないかは、施設の種類によっても異なります。例えば、介護療養型医療施設の管理者は医師の資格を持った方でないと仕事につくことができません。
 また、施設長や責任者的立場の役職に就くためにも指定の要件を満たした者でないと就くことはできないようになっています。
 一方で、有料老人ホームやデイサービスなどに施設の管理者は資格が無くても管理職に応募することができます。
 しかし、管理職という立場上、様々な人と専門的なやり取りをする必要があります。したがって、資格がいらないとはいえ、介護に関する専門知識や経験があった方が効率よく仕事をすることができるのではないでしょうか。