介護転職フェア攻略法


 介護系の転職フェアを十分に利用することによって、再就職に役に立つ様々な情報を得ることができます。
 ネットなどでも、様々な情報を得ることができますが、やはりこうした機会を通じて、より一層具体的なイメージを描けるようになるでしょう。効果的な利用方法をご紹介します。





良い情報を引き出そう

 私は長年サラリーマンとして働いてきましたが、以前から関心のあった介護の分野に挑戦してみたいという思いが強くなりました。そこで色々とネットで介護についての情報を集めました。その結果、転職するまでには多くの知識を得ることができました。
 しかし、特に助けとなったのは介護転職フェアに出席することでした。これは、この分野での転職を検討している方が必要な情報を十分に得ることができるように開催されているものです。
 このフェアに十分に活用するためには出来る限り良い情報引き出す必要があります。この場合の良い情報とは、ネットでは知ることのできない情報のことを指します。 ネットで知ることができるのはあくまで基本的な労働環境や、給与といった事柄です。施設の様子なども結局はパンフレットに書かれている内容にとどまることがほとんどです。しかし、この機会を十分に活用することによって、より詳しい情報得ることができるのです。


施設見学もお勧め

 施設のことをよく知るためには施設見学をすることがお勧めです。施設見学をすることによって実際の労働した時のイメージを具体的に持つことができます。どのような入居者がいるのか、どのようなスタッフが働いているのか、施設のいろいろな設備はどのようなものなのか、施設そのものの新しさはどれぐらいのものなのかといった実際にみてみないとなかなかイメージすることのできない事柄に関しては施設見学をすることによって知ることができます。
 フェアを活用することによって施設見学のきっかけともなり得ます。私の場合もフェアで知ることができた数々の施設の中から自分の興味の湧いた施設をいくつかピックアップし、施設見学の予約を取るところから具体的な転職の動きが始まりました。


実際のスタッフへのインタビュー

 フェアを利用する際に非常に重要となることの1つが実際のスタッフにインタビューをすることができるという点です。
 一見すると大変に思えるようなことでも、スタッフはそこまで負担に思っていないこともありますし、逆にそれほど難しくは思えないような事柄でも非常に気をつかって行っている仕事もあります。ましてやこの分野において素人であるならば、あくまでイメージとして持っていたたくさんの仕事を実際のスタッフの話を聞きながらさらに知ることができます。
 もしかするとそこで自分には向いていないと思うかもしれませんが、多くの場合は皆が大変なことも乗り越えて充実して働くことができているということを知ることができるでしょう。
 私の場合は大変な仕事であることが十分にわかりましたが、逆にこうした仕事にぜひついてみたいという気持ちが強まりました。


資格は必要なのか

 私はこの分野においては非常に興味があったものの、使えそうな資格は何もありませんでした。しかし、この分野は非常に求人が多く、人手を必要としている施設は数多くあるため、資格がなかったとしてもたくさんの求人の応募資格には叶います。
 しかしながら私の場合は、将来的に数々の役立つ資格を取得し、この仕事における活躍の幅を広げたいと思っていましたし、そうした努力が給与の面でも跳ね返ってくることを期待していました。そのため働きながら勉強することのできる環境が整っている施設であることを優先順位の中では上位にしました。
 そのように自分の中での優先順位が決まっていると、給与や待遇面での比較、またそれぞれの施設の離職率を比較して、働きやすい職場として人気のあるのはどのような施設なのかを分析もすることができました。このように数々のツールを用いて転職前の準備を整えていきましょう。