介護の転職は需要があるため頻繁に募集してますが、試験対策をしっかり行わないと、なかなか需要の高い業界とは言え、人の命を預かる仕事でもあるため、落ちることもあり悪戦苦闘する可能性もあります。小論文形式の問題は作文を書き慣れていないと時間が足りなくなることもあり、ここでは、介護職の転職試験の中の筆記試験対策について説明していきます。
出題される内容を確かめる
冒頭にもお伝えしたように、介護職と言うと、募集が多く、簡単に就職できるイメージがあるかもしれませんが、異業種からの転職となると、確かに他の業界よりも年齢や性別、学歴などを必要としない業界と言えますが、だからと言って、簡単に受かると考えると、足元をすくわれかねません。人の命を預かる仕事でもあり、近年、介護施設の運用体制の問題から、マスコミからもたたかれる業界でもあり、何も考えず、入職試験を受けると、落ちることもしばしばです。求人情報欄に試験有りという介護施設を受ける際は、特に、経験者でない場合は、ある程度の事前準備をしておくことが必要です。
介護の仕事は職場によって作業の流れや環境が違うため、求人情報を確かめて対策を決めることが求められます。私の場合は、転職をしたきっかけはやりがいを感じて働けるようにしたいためですが、なかなか、介護職専用の入職試験対策の本などは市販されておらず、一番良いのが、介護職専用の転職サイトに登録すると、その人専用のコンサル担当が付くので、その人をフル活用することをお勧めします。
試験がある場合は、コンサル担当から事前にどういった問題が出るのか?事例などを確認することができるので、介護職での転職経験などが無い場合は、専用サイトのコンサル担当をフル活用しましょう。
筆記試験は一般的な時事問題など一般常識が多く、それほど、難易度が高いものはありませんが、小論文などは、テーマなど事前にある程度把握していないと、厳しいかもしれません。
国語力が無い人や、論文を書いたことが無い人であれば、コミニュケーション能力が求められる職場でもあるので、練習はしておいた方が良いでしょう。逆に国語力や論文経験があるからと言って安心かと言えば、介護や少子高齢化社会などのテーマには一定の知識がないと、国語力や論文経験があっても、中身の薄い内容になることも多いので、注意が必要です。あたり前ですが、中身が薄ければ、あまり興味がない人、意識の低い人という評価にもなりかねません。
ブログや体験談などで情報を集める
介護職への転職希望者は、近年非常に多くなってきており、介護職自体の求人数が多いからといって安心はできません。全体的に見れば転職しやすく見えるこの数字ですが、真剣に転職活動をしていくと、緊張感が後から出てきます。なぜか?
それは、求人を出している介護施設は数多くありますが、離職率の高さも念頭に入れておきましょう。つまり、人間関係や職場環境など様々な理由があるかと思いますが、人気のない職場は離職率の高い職場で、人手が常に足りない状態で、入職しやすくとも、入職後に公開する結果になりかねません。
逆に、離職率の低い、環境の良い職場は人気にある職場という事になり、転職の競争率も高いと言えます。ですので、甘い気持ちで、介護職への転職を考え無いようにしてください。
離職率の高い低いなど、職場環境などは、コンサル担当から伺う事もできますし、事前の職場見学会などで把握することもできますが、試験内容などは、介護の転職サイトに、施設の口コミ情報が投稿されているサイトであれば、希望する介護施設の試験内容などもしっかりと把握しておきましょう。小論文などがある場合は、出題者がコロコロ変わることは少なく、傾向は近い内容であることが多く、どういった内容が出題されているか傾向を確かめておき、自分なりの答えと考え方を整理しておくことが大事です。答えだけだと、出題内容が少し変わっただけで、応用が利かなくなるので、答えだけではなく、その答えに至った考え方や、ロジックをまとめておくと良いでしょう。
経験を活かして貢献できるように決める
傾向と対策がある程度固まってきたら、どういった理由で、入職を希望するのか?自分の個性というエッセンスを小論文に加えていく必要があります。そもそも論文とは、事象に対して自分なりの答えを用意することが大事ですが、一つのテーマに対する意見は、大体、どの人も似たり寄ったりの回答になることも多く、なぜ、自分はこの仕事を選んだのか?なぜ、介護と言う仕事を選んだのか?
これを小論文の中に加えていくことで、整理された文章に、熱い思いを加えることができ、採点する人の評価も良くなります。しかも自分なりの意見を持つことが必要で、一番分かりやすい個性は、過去の経験です。
人生、同じ経験をして生きてきた人は、それ程、多くはありません。似たような人はいるかもしれませんが、同じ業界のそっくりな職場を経験して転職する人は多いようで、そうでもありません。ですので、自分がこれまで生きてきたキャリアの中で、介護や人の為になる仕事への意識への芽生えなど、ヒントになる部分は必ず出てくるので、学生自体から今日までの人生の履歴の中、出来事の中で、志望動機を構成するようにしておけば、小論文の内容に深みを持たせることができるでしょう。
文章をうまく書けるようにする
内容や傾向と対策に関しては、上述までの通り、介護専門の転職サイトに登録することで担当になるコンサル担当を利用するようにすれば、得られますが、実際の文章に関してですが、論文は、書きなれていないと、単純に作文といった物語調の内容になってしまいがちです。論文は主題に対して、結論とそれを補足する解説で成り立ちます。
小論文や、会社などの会議資料、提案書などの経験が無い場合は、書店などで論文の書き方のような本を読んでおくことをお勧めしておきます。また、新聞などにある社説なども、良い事例になることでしょう。また、過去の例題などを、コンサル担当から得られるようであれば、実際にそれをテーマに、いくつか小論文を書いてみて、コンサル担当に添削してもらうのも手法と言えます。
離職率が低く、良い環境、良い人間関係の職場、待遇や、福利厚生など、キャリアアップなどを意識して転職したいというのが当たり前だと思いますが、であれば、上述の通り、少しの努力で改善できるので、難しい内容ではないので、ちょっと、チャレンジしてみませんか?