脳梗塞患者などのリハビリや介護


 脳梗塞の患者を介護する時は様々なことで不安になりやすいものですが、寝たきりの状態でもリハビリをしっかり行う事で回復しますが、こういった脳梗塞患者の介護には経験や知識が求められ、転職がしやすいキャリアであり、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士とコミュニケーションをすることで科学的な見地に立って介護をすることができます。




症状に合わせて対処方法を決める

 脳梗塞患者は症状に合わせて対処方法を決めることが重要なため、介護をする際には医師のアドバイスにしたがって介護をすることを心がけます。
 介護認定を受けていれば、介護施設に経済的負担をすくなくして介護を受けることができ、入居者の中にも脳梗塞を患っている方もいます。
 しっかりフローが確立されている介護施設であれば、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の研修をうけることができ、リハビリのコツや特長を確認することができます。もし、お勤めの施設でそういった研修ができていないようであれば、施設内の理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の話を直接聞いてみましょう。知っているのと知らないのでは、労力が大きく違ってきます。
 また、介護である以上、当然ながら、患者に信頼されるように積極的にコミュニケーションをして最適な方法を決めることが重要です。また、介護施設では、看護師が常駐していても、医師が常駐している介護施設は限られており、医師がいるところであれば、単純な老化に伴う介護というだけではなく、ここでのトピックスである脳梗塞患者の介護をすることもあり、一種のリハビリを兼ねた介護という形になり、介護のキャリアとしては、色々な介護施設から良い条件を引き出せる重要なキャリアの一つになることでしょう。


本人や親族と積極的にコミュニケーションを取る

 脳梗塞を患っていようが、そうでない状態であっても、介護の基本は入居者や親族とどれだけコミニュケーションを取れるかが重要です。病状などは書面などで引継ぎなどの作業の中でしることができますが、入居者と快適な関係地を築くためにはそれだけでは足りません。
 以前入院していた病院での看護の話や、入居者の性格などをしっかり把握する必要があり、脳梗塞患者の場合、なかなか、自分の気持ちを表現しにくいといったケースもあり、よりよい関係地を構築するためには、入居者本人だけではなく、その親族とのコミニュケーションも重要です。何をすると喜んでくれるのか?嫌いな話や食事は何か?といった細かい部分を聞き出しておくだけでも、関係値が画期的に変わってきます。
 また、脳梗塞には不向きな食事もあり、コレステロールが高い食事やインスタント系の食事、塩分が高い食事、お菓子や清涼飲料にも気を遣う必要があり、親族以外がお見舞いに来訪された際にも、注意を促し、未然に事故防止をすることにつながります。書面にある内容だけではなく、親族や本人からも聞き取りを行うよう、常に確認をしておきましょう。 



病状は医師に変わって親族にしっかり伝えよう

 脳梗塞の後遺症がある患者を対応する時は様々なことで気を配る必要があり、医師の診察を受ける際に最適な対処方法を聞くときっかけをつかめます。家族は症状が悪化しないか常に不安になりやすく、寝たきりの状態はコミュニケーションをしにくくて苦労しました。リハビリをする時はうまく手分けをすることが重要なため、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のアドバイスを確かめて家族と相談するようにしましょう。
 本人は当然ですが、親族も、どういった病状なのかは常に気にします。介護施設に専門の医師が常駐していることが多く、定期健診などは、医師が施設にやってくるか、施設から医療機関に訪問して、医師に診てもらうといった事が多く、もし、同行することが可能であれば、しっかり医師の話をメモしておき、後日、親族が来所した際は、どういった状況なのか?どういった介護をしていくかといったあたりを、親族に伝えてあげることで、安心を与えることができ、よい関係を保つことができるでしょう。
 もちろん、責任者からは定期的に親族に状況報告をするようにしている介護施設の方が多く、担当者に報告の義務はないが、現場としてどれだけ入居者の事を知っているかという事を説明する機会にもなるので、是非、責任者だけに、病状の件を任せるのではなく、自分が一番把握しているといった状態を作り、自分なりに状況を説明できるようにしておきましょう。


病状の共有の際に注意すべき点

 脳梗塞患者や脳梗塞の後遺症に対するリハビリなどの介護の際には、上述の説明の通り、コミニュケーションが重要ですが、あくまで、自分は医師でも看護師でもなく、介護士という権限のテリトリーがあります。
 介護士が医療行為や施術行為を行う訳でもなく、知識があるわけではないので、トラブルを避けるために、もし、伝達事項があれば、医師から伺った話といった大前提などをしっかり伝えるようにしましょう。介護士からの発言がもとでトラブルになったという形は、かなり危険です。
 また、そのつもりでなくても、聞いた側がどう思うかで、実際に伝えていなかったとしても、聞いた側がしっかり理解していなければ、伝えた側に問題があるという判断をされることもあるので、病状や対策などを伝言する際は、しっかり話の出元はどこなのか?といった大前提をしっかり明確にしてから、本論に入りましょう。