人間関係が上手くいっていない介護施設の見抜き方


 介護関係の仕事は人間関係が最悪の場合はストレスが溜まるため、転職活動の事前に情報を確かめてから決めることが重要だと感じました。
 スタッフが定着しない職場は離職率も高く給料を上げて殺伐とした雰囲気もあり、慎重に決めないと失敗しやすく注意が必要です。




安心して働けることを第一として決める

 介護の仕事は、基本などは学校などでも学びますが、実際の現場は異なり、かなりの多忙の中、時間に追われて仕事をしています。また、相手が人間なので、何が起こるか想定を超えることもしばしばです。普段の仕事などでは、タスクごとに時間が設定されているので、一見すると、管理されていて仕事しやすく感じますが、床ずれしないように、移動させたり、トイレの解除などで一人でも手間取ると、次の仕事に影響してしまいますが、急いで事故などおこしてはなりませんので、 先輩や上司に相談しようにも、彼らも時間に追われていることが多く、なかなか、質問などすることもできない ということもあり、誤解などが生じやすい環境ともいえ、小さな誤解などが人間関係に大きなヒビを作ることが多く、私の中では、 上司と向き合える時間などがしっかり取れるような職場が理想 だと思っています。
 同僚との時間も貴重かもしれませんが、問題に対する根本解決と言うよりは、ストレスの吐き出し口としての効果が大きく、もちろんそれは、それで重要ですが、キャリアアップとスキルアップと人間関係を両立させるには、上司とのコミニュケーションが一番重要だと思っています。


できるだけ長く続けやすい職場を探す

 介護の仕事の中でもデイサービスの仕事に従事することが多く、ほとんどの時間をおじいちゃんやおばあちゃんと過ごすことが多く、先輩や上司とのコミニュケーションは中々取りづらいのが一般的です。また、 先輩や上司になる人は、色々な職務経験が豊富で転職市場でも人気の人材の為に、高確率で転職されてしまいますが、そうなると、熟練の上司や先輩ではなく、ところてん人事といえるような、経験が浅い人が上司などになることが多く、そうなると、現場は混乱です。
 各自の応用力が求められる状態になり、運が良ければ、キャリアアップになりますが、人の生命を与る仕事でもあるので、安心して仕事するという点からは厳しいと言わざるを得ません。
 その為に、私の転職の判断基準の一つに、 離職率の低い職場かどうかを判断基準に入れています。
 あたり前ですが、離職率が低い職場ということは、人気のある職場という事でもありますが、 頼ることのできる先輩、上司がしっかり管理してくれている職場という事になり、 キャリアアップのみならず、入居者の方やデイサービスを利用している方々と安心して向き合う事が出来るので、大事な観点です。



トラブルが頻繁に起きてないか確かめる

 また、介護の現場と言えば、トラブルが絶えないのも現状です。トラブルが多いか少ないかも大事ですが、そもそもトラブルを前提としている部分もあるので、 どのようなトラブルが多くて、どういった解決方法をもっているか、事前に解決するにはどうしたらよいかのノウハウ、この3点を確認しましょう。
 一概にトラブルと言っても、サービスを利用している入居者やその親族とのトラブルから、先輩後輩の人間関係、労働環境など多岐にわたります。こういった問題は直接、面接や説明会で話してくれるとは限りません。
 内容によっては、施設の存続の危機になるような内容もあるかもしれません。
 そこで、トラブルに関しては、3点の確認方法があります。
 一つは、介護職専門の転職サイトを利用すると、 コンシェルジュとか、コンサルタントといった肩書で、担当者が付くので、担当者に確認してもらいましょう。また、二つ目は、 実際に職場見学をすることです。職場見学を受け入れていない施設はないので、実際に現場を見ると、特に複数の施設を見に行くと、スタッフの表情や、環境の違いを感じやすく、比較がしやすいです。
 また、最後には、施設の名称で、 インターネットで口コミ検索してみましょう。働いている人の投稿や、利用者の家族の投稿など生々しい意見を確認することができます。口コミは主観性で投稿されており、他の施設との比較がしにくいのが難点ですが、参考にはなります。


外国人採用も増えている

 最近では高齢者の人口が増えているためデイサービスなどの需要が高く、外国人の職員も積極的に雇用する傾向があります。
 最近のトラブルの傾向を見ていくと、私はうまく人間関係を構築できましたが、 外国人職員とのトラブルの話もよく聞きます。二人一組になって仕事することも多く、外国人職員の人と組んだ場合、コミニュケーション能力が高い外国の職員と組めるとかなりお得ですが、逆にわがままな外国人職員と組んでしまうと、日本人のそれと比較すると、レベルが違うようで、 事前にどの程度の外国人職員が従事しているのか?もし、多いようであれば、 実際に職場見学の際に、その人を見つけて、しっかり仕事をしているか、楽しそうに人間関係が構築できているかなどを見ていくと良いでしょう。