入職後にもキャリアアップができる充実した制度が整えられている介護施設は多くなっています。
資格の取得による手当の支給だけでなく、試験による待遇の向上を目指せる制度もありますが、求人広告には詳細が記載されていないことが多いので確認を取ることが大切です。
キャリアアップを目指せる介護業界
1,入職後のキャリアアップ制度の実態
介護職で働き始めてからキャリアアップを目指すことができるのかは業界入りしたい人にとっては重要な点でしょう。
資格を取得して高い待遇で働けるようになれる機会があるのならすぐに入職して経験を積みながら勉強しようと考えるのはもっともなことです。
しかし、
キャリアアップ制度がそもそも存在しないのであれば予め介護士としての資格を取得しておかないと待遇の向上は目指せないかもしれないと考えなければなりません。
実態として
制度を確立している施設は多く、様々な形でキャリアアップをするモチベーションを高められます。
転職してこれから初めて介護業界で働くというときにも、まずは入職してしまってからキャリアアップを考えるというので問題はないでしょう。
ただし、どのような形でキャリアアップ制度が整えられているかは職場によって大きく異なります。
2,資格の取得に関わる制度
キャリアアップ制度として大きな飛躍を目指したい人にとって魅力度が高いのは資格の取得に関わる制度です。
介護士やヘルパーなどになることで手当が支給される制度はよく設けられているものであり、月あたりで数万円という単位で手当がもらえる場合もあります。
種類によって支給される手当の金額にも違いがある点には留意してキャリアアップを行うのが賢明です。
一方、有能な人材を育成する目的で資格の取得を支援する制度も設けられていることがあるので活用すると良いでしょう。
勉強のために専門学校に通うのを費用や休暇の観点から支援してくれる制度を設けている職場もあります。
うまく活用すれば入職後に勉強した方が良いという発想を持つこともできるのです。
ただし、職場によって選抜があったり、目的が限定されたりすることもあるので注意しましょう。
3,待遇向上のための制度
資格を取得しなくても待遇を向上させるためのキャリアアップ制度も設けられている施設も増えているのが現状です。
勤続年数が長くなることによって昇給が行われるというのは一般的に設けられている制度ですが、それに加えて努力によって昇給に挑むことができる制度を整えている場合があります。
典型的なのは定期的に行われている試験を受けることによって、一定基準以上の点数を取得することにより昇給が行われるというものです。
正社員として常勤勤務をしている人だけでなく、パートやアルバイトで働いている人に対しても実施していることがあるため、まずは時給労働者として働きたいと考えている人も努力次第で高い待遇を受けることができます。
試験で良い成績を取る他にも、セミナーの受講などが必要になる場合もある点には留意しておくと良いでしょう。
4,求人を探す時点での確認が大切
どのようなキャリアアップ制度があるかは職場によって大きく異なります。
そのため、求人を選ぶ時点で内容をよく確認することが重要です。情報収集が重要になりますが、求人広告には制度があるという事実の記載しかないことが多いでしょう。
希望する施設のホームページやその施設で働いている人のSNS、ブログなどで詳細な情報を確認できることもあります。
具体的に明示されていない場合には電話などで直接問い合わせてみることも大切です。キャリアアップを目指したいというのに制度が充実していない職場を選んでしまうと再度転職をしなければならなくなる可能性があります。これから介護に携わって高い待遇で働いていけるようになりたいと考えているなら、制度の詳細をよく確認してモチベーションを維持できる施設からの求人に応募することが重要です。