デイサービスとデイケアの特長、違いについて


介護保険サービスは在宅系と施設系があり、在宅系の中の通所系サービスにデイサービスとデイケアがある。それぞれの特長と違い、仕事内容について、また介護業界への転職すると歓迎され、働き口も多いことがメリットとなっている。


デイサービスとデイケアの特長、違いについて
介護保険サービスについての説明
デイサービスについての説明
デイケアについての説明
介護の仕事への転職するメリット


★介護保険サービスについての説明

 高齢者などが、介護保険を利用するサービスには様々な種類がある。大きく分けると自宅にいながら受ける在宅系サービスと、特別養護老人ホームなどの施設に入所する、施設系サービスがある。その中で在宅系サービスは、自宅から介護施設へ通う通所系サービスと、ホームヘルパーなどに自宅を訪問してもらう、訪問系サービスに分けることができる。通所系サービスにはデイサービスとデイケアと呼ばれるものがある。一般的にはどちらも自宅から通所するサービスなので、違いが分かりにくい所がある。それぞれどのような特長があるかというとデイサービスは純粋な介護サービスである。デイケアも介護保険のサービスではあるが、病院などに併設されており、医療色のあるサービスとなっている。今回はこれから介護の仕事に就こうと考えている方の参考になるように、具体的に説明を行う。


★デイサービスについての説明

 デイサービスは通所介護と呼ばれており、介護保険を利用する通所系サービスの中で、中心的なサービスとなっている。介護サービスを行っている企業、団体は多数あるが、そのほとんどで行っている事が多いサービスである。職業安定所などでも、比較的多くの求人があり、働きながら介護の資格を取得することも可能な所も多いのがメリットとして挙げられる。仕事内容についてだが、介護を必要としている利用者に自宅から送迎を行って、施設に通ってもらい、朝から夕方まで過ごして頂く支援をする事となっている。高齢者の身体機能は使わないと衰えてしまうため、身体機能を維持するために体操、歩行練習等のトレーニングも行って頂く。食事の提供や介助、自宅で入浴することが難しい方の入浴の支援なども行う。その他には歌を歌ったり、塗り絵などを楽しんでもらったり、会話の援助をしたりなどがある。


★デイケアについての説明

 デイケアは通所リハビリテーションと呼ばれ、特長としては、通所系サービスの中でその名の通り、リハビリ専門職のいる環境に自宅から通所してもらい、身体機能の回復や、できることを増やすことに主眼が置かれているサービスである。母体には病院などがないと運営できない事になっている。求人についてだが、リハビリ専門の資格を取得している者を置くことも運営基準となっているため、デイサービスと比べると少ないことが一般的である。リハビリの資格を持っていなくても、介護職として働くことは可能であり、経験がなくてもこれから就職や、転職をすることは可能である。介護職の仕事内容についてだが、デイケアは、基本的には入浴や食事の提供はない。リハビリ専門職の指示のもと、歩行状態の改善など、運動機能のリハビリについてのみの支援を行う。サービスの提供時間は、朝から夕方までではなく、午前中と午後の半日ずつの営業の所が多い。


★介護の仕事への転職するメリット

 現代は、超高齢社会に突入していると言われている。介護保険を利用したサービスは様々なものがあり、65歳以上の高齢者を支えるために、介護業界では、たくさんの働き手を求めているのが現状である。そのため、別の業種からでも、お年寄りが好きだったり、人の役に立ちたい気持ちがあり、介護の仕事をしてみたいという意欲があれば、転職は歓迎されやすく、職業安定所でも比較的多くの求人があるのが、介護業界へ転職を考える上での大きなメリットと言うことができる。デイサービスとデイケアについては、介護サービスの中でも事業所数が多いため、仕事に就きやすく、資格がなくとも働きながら介護の資格を取得することも可能な所も多い。その他にも様々な働き口があるため、今回説明した内容を踏まえて今後転職を考えている方には参考にしてもらいたい。