施設系職員の職業の良いところと悪いところ
- 登録日:2016/05/30
- 介護の転職のコツや攻略法 タグ:施設系介護職 | 職種 | メリット | 求人 | 転職
施設系介護職は、施設内で働くことでたくさんの方と触れ合え、自らの社会性を磨くことができ、給料等の労働条件も充実しているが、施設全体としてサービスを提供するという点を忘れてはいけない。
施設系職員の職業の良いところと悪いところ
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介護職といっても業務はさまざま
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施設系介護職の良いところ
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訪問系の介護職として転職する上での注意点と求人の傾向
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介護施設で働くことでのデメリット
★介護職といっても業務はさまざま
介護を志す人にとってどのように働くかを考えることは重要である。その理由は、同じ介護の仕事でも大きく二つに分けて、利用者宅を直接戸別訪問し、サービスを提供する訪問系の介護職と、施設を利用し生活をしている方にサービスを提供する施設系の介護職というものが存在し、どちらの職種を選択することによって業務内容が全く異なるケースが多いからである。施設とは一般に高齢で自らのことをする際に困り、困難を感じる老人の方などが利用されるものを指し、そこで働く介護士は利用者の方と触れ合ったり、食事を食べる際やトイレのお世話をしたりすることが多い。反対に、訪問型の介護職は利用者の方の代わりに買い物に行ったり、掃除をしたり、料理をしたりなどで業務内容は異なる。それぞれの仕事で当然メリットとデメリットはあるが、利用者の方の毎日の生活のサポートをするといった視点は同じである。
★施設系介護職の良いところ
施設系介護職として職務に従事する上でのメリットは、施設内で働くことが可能なので、同僚と仲良くなることが可能で、仕事上の悩みを共有したり、業務を協力して行うこともできる点である。またそういった同僚の助けを得られやすいということから、全くの未経験の人でも志さえあれば、施設職員として入職することも可能である。また施設職員として働きながら、研修を積むことでさまざまな資格を取得することも可能なので、こういったものを利用してステップアップをはかる人も増えている。反対に訪問系介護職の場合は、個別に訪問し、サービスを提供していくので、同僚の力を借りたりすることが容易ではなく、各個人自力でサービスの提供を行う必要がある。施設に働くことで、決まった利用者の方と触れ合うだけではなくて、多くの方と触れ合う機会もあるので、さまざまなお話を聞かせてもらうことも可能である。
★訪問系の介護職として転職する上での注意点と求人の傾向
施設系介護職として転職を考える際には、施設職員なので必ず夜勤はあるものと捉える必要がある。夜間は当番制であることが一般的で、利用者の方の急な容態の変化などに対応ができるようにしておくためである。近年の介護職の給料や労働条件としては、訪問系の介護職と比べると施設系の介護職のほうが優遇されている傾向にある。具体的に処遇改善手当として支給されているのは施設系職員が対象であることが多い。一時期は、介護職の低賃金が話題となったが、今では少しずつ改善されつつあり、国の施策として介護の現場で働く人たちの給料体系を見直されつつあるため、今後も期待ができる職種の一つである。近年の求人の傾向としては、施設系の介護職はまだまだ人材が足りていない現場の状況から、就職が可能な施設はたくさんあるので、就職に困ることは少ない。施設系介護職の特長を受けて転職を考える際は、求人の中から自分の希望に合う賃金と労働条件の職場を選択しやすい点と言うこともできる。
★介護施設で働くことでのデメリット
介護施設で介護職として働くことの特長は以上に述べた通りだが、多くの人が働き、利用者の方が生活をしている介護施設の現場ではデメリットも考えられる。その一つとして考えられるのは、職場内での人間関係や派閥などに悩む可能性があるということである。全体の中の一人として働くので、職務上必要なコミュニケーションは当然のことながら、当たり前の礼儀やあいさつといったところからの人間関係を構築していく必要性があるので、どうしても上手くいかない上司や同僚などができてしまっても不思議はない。二つ目に考えられるのは、たくさんの利用者の方に触れ合うことで各個人の状況などが十分に把握しきれない恐れが考えられる。同じ方のお世話をいつまでもするわけにはいかず、たくさんの方の様子を見守りながら業務を遂行していく必要性があるので、その方の状況を十分に理解し良いサービスの提供ができない可能性もある。