再就職、結婚で介護職を辞めて空白期間があるけど大丈夫


介護業界では結婚による離職で空白期間を作ってしまっても再就職に不安を抱く必要はありません。
 需要が高く、経験があればどの現場からも重宝されています。
 支援体制も整っているので利用すると不安を減らせます。
 派遣の仕事も多いので家事などの負担が気になるときには優れた選択になるでしょう。


空白期間があっても問題ない介護業界



1,結婚による離職の影響を考える必要性


 介護職で働いてきた人が結婚して子育てをするようになると離職してしまうことはよくあります。
 女性の場合には育児に十分な時間を使いたいと考えることが多いでしょう。転職をして働きながら育児も行うという人もいますが、もっと十分に時間を使って子育てをしたいという人も多いのが実情です。
 しかし、子育てが一段落するとまた働きたいと考えることも珍しくありません。空白期間があることによって求人に応募しても採用してもらえるかどうか、現場に戻っても十分に働ける能力があるかどうかと不安になってしまうかもしれません。
 一度離職して再就職しようと考えたときに多くの人が抱く心配ですが、介護業界では結婚によってかなりの期間を現場の外で過ごしてしまったとしてもほとんど問題がないでしょう。業界の現状を理解するとその理由がよくわかります。


2,需要の影響と経験の重要性


 介護業界の現状として人材確保が急務になっている現場がほとんどであり、まず求人が多いということは知っておくと良いでしょう。
  未経験の人であっても中途採用で獲得したいと考えている現場が多く、必要があれば現場で育てて働ける人材になってもらおうという状況があるのです。
 高齢化社会になり、団塊の世代が高齢者の仲間入りをしているのが現代社会であり、その需要の高騰に人材の確保が追いついていません。
 そのため、空白期間があるとしても以前は現場で働いていた経験があるとなると即採用になる可能性すらあります。
 現場で高齢者の相手をしたことがあったり、資格を持っていて専門的な仕事に携われたりする人は貴重であり、是が非でも獲得したいという現場が多くなっているのが実情です。
 施設の数も種類も増えているため、人材の獲得競争が行われています。


3,不安を埋める支援体制


 再就職における不安を埋めるための支援体制が整っていることも知っておくと良いでしょう。
 人材が社会的にも必要とされているため、 地域によっては市町村などの地方自治体によって復職支援が行われています。
 講習を行って必要な知識や技術についてのレクチャーを受けることができたり、提携している施設で実習を行ったりすることができてギャップをなくすことができるのです。
 地方公共団体だけでなく関連企業からもセミナーなどが広く実施されているので、それに参加して空白期間を埋めることも可能です。
 また、転職の際に新人と同様にして研修を受けられるシステムを持っている施設も多いため、現場に戻るのが不安という人でも安心して働けるようになるでしょう。
 不安が大きいなら仕事始めにどのような研修があるかを確認してから職場を選べば良いのです。


4,派遣の仕事も充実する介護業界


 もし、過去の経験を十分に生かして働きたいと考えたら派遣で仕事をすることも可能です。
 介護業界では人材の不足が著しい問題になっているため、派遣の仕事は豊富にあります。待遇も良いのが特徴であり、働き方によっては常勤よりも高い年収になることもあるのです。
 また、経験があれば仕事の獲得が比較的容易なので自分で自由にスケジュールを立てて働けるでしょう。
 子育てを終えて再就職したいけれど、まだ少しは子供に手がかかることや家事の負担が気になるという人は派遣で働き始めてみるのも良い考え方です。
 働ける範囲で仕事を入れていき、慣れてきたら増やすというのも簡単にできます。
 採用予定派遣を利用すれば最終的には正社員として雇用してもらうこともできるため、空白期間があるときに再就職を行う方法として選んでみるのは賢いと言えるでしょう。