介護職1年で転職ってむつかしい?


介護福祉士は需要が多い仕事のため、1年目で離職したとしても老人ホームや介護施設で働く仕事を探しやすくなっています。
 実際に転職するときには、辞めたいと感じた不安を整理し、その悩みを解決できるような職場を探すことが大切です。


介護職1年目で転職する方は意外と多い
1,介護職なら1年目の離職でも仕事が見つかりやすい
2,社会人としてのマナーを守って離職する
3,働きながら転職先を探す方法とは
4,再び辞めたいと思わないために


1,介護職なら1年目の離職でも仕事が見つかりやすい

 老人ホームや介護施設に就職したものの、職場の人間関係や待遇の悪さから辞めたいという悩みを抱える方も多くいます。
 ですが、働き始めた1年目の職場だと、離職したいと考えていても、難しいのではないかと不安を感じているのではないでしょうか。実は介護職の場合、ほかの職種と比較して求人が多い仕事です。
 そのため経験が浅い方が離職したとしても、次の仕事が見つけやすくなっています。
 人間関係などの理由から今すぐ辞めたいと考える方もいるなら、転職しやすくなるように数年間経験を積む必要はありません。
 今、辛いのであれば、早い段階で辛い状態を解消できるように、転職について考えていきましょう。
 1年目で、離職する方も多くいるからこそ、自分だけと思わずに、働きやすい職場を探していくことが大切です。もちろん今の職場で、悩みを解消する術は転職以外にないのか、一度検討してみることも忘れてはいけません。


2,社会人としてのマナーを守って離職する

 介護福祉士として老人ホームや介護施設を辞めるとき、いきなり明日から仕事を辞められるというものではありません。
 1度就職したからには、辞めるときも社会人としてのマナーを守ったうえで離職できるようにしましょう。社会人のマナーとしては、遅くても離職したい1か月前には退社の意向を上司に伝えます。
 可能なら2か月前に伝えて、仕事の引継ぎが行えるようにすることが大切です。短い期間しか働いていないとしても、その職場での自分の業務を誰かに負担してもらうことになります。
 だからこそ、ほかの方に負担がかからないように最低限のマナーを守ることを忘れてはいけません。
 介護職を辞めるときに注意しなければならないのが、辞める理由をどうするかです。待遇が悪いから辞めたいと思っていても、その理由のままで伝えるわけにはいきません。そこで、家の理由や介護福祉士としての働き方を変えたいなど当たり障りない理由を選びましょう。


3,働きながら転職先を探す方法とは

 実際に老人ホームや介護施設の仕事を探すとき、多くの方は介護福祉士の仕事を続けながら仕事を探します。
 仕事を続けながらだと、なかなか転職先を探す時間が確保しにくいという方もいます。そのようなときには、自分1人で仕事を探そうと考えるのではなく、サポートしてもらうことを考えるのも1つの手です。
 例えば介護専門の求人サイトを活用するのも1つの手です。そういった求人サイトの中には、自分の働きたい条件を伝えることで、ぴったりの求人をマッチングしてくれるサイトもあります。
 ぴったりの求人をマッチングしてもらうことで、自分で仕事を探す時間が確保しにくい方であっても、短い時間で仕事を探すことに繋がります。またコンサルタントの方に相談して、転職先を探すこともできます。コンサルタントの方には、面接などの対策もしてもらえます。


4,再び辞めたいと思わないために

 離職して次の仕事を探すときに忘れてはいけないのが、どうしたら職場選びで失敗しないかということです。
 今の職場を辞めたいと感じたのは、何らかの理由で今の職場選びを失敗したからです。つまり同じ失敗を繰り返さないために、再び辞めたいと感じない職場選びが必要です。次は後悔しない職場を選べるように、今の職場に感じている不安を整理しましょう。
 不安を解消できる職場を探すことで、今の職場より良い職場を探すことに繋がります。1つ注意しなければならないのが、今の職場にも良い点が存在しているということです。今の職場の悪い点だけに注目していると、待遇は良くても人間関係が悪い職場など、今とは別の理由で後悔する職場を選んでしまうかもしれません。総合的に判断して、すべての条件で今よりも良い職場を選ぶことが、後悔しないためのコツです。